9月12日(土)自民党宮城県連第9期宮城未来塾・第2回研修を開催し、気仙沼市を訪問いたしました。
守屋守武 宮城未来塾副塾長のご案内のもと、「東日本大震災遺構・伝承館」へ伺いました。「東日本大震災遺構・伝承館」は、震災当日まで宮城県気仙沼向洋高校の校舎として利用されていた建物に震災伝承館を加えた施設です。気仙沼向洋高校語り部クラブのみなさまより、当時の傷跡のまま保存している旧向洋高校校舎内を歩きながら、震災時の被災状況についてご説明いただきました。震災から9年6か月の月日が経過しましたが、震災のキヲクを後世へと語り継ぐことはとても大切です。未来に向かって伝え続けることで、災害への備えに万全を期すことができれば幸いです。
その後、「株式会社みらい造船」様へ伺いました。気仙沼市内において開業をしている造船5社と関連会社2社により 新設された造船会社です。代表取締役社長 木戸浦様のご講演を拝聴しました。100年先の気仙沼・宮城・三陸の未来を見据え、新しい造船所のあり方を提案し、地域の発展及び造船・水産業の繁栄のために事業を行っているとの話。その後、工場内の施設、船舶の建造工程の一部を見学させていただきました。
工場視察後、バスは「大島大橋」へ。大型のアーチ橋で、橋の長さは297m、本州と気仙沼大島を結ぶ橋として、昨年の春に完成しました。気仙沼市役所のご担当者様より説明いただきました。
その後、先日完成した市内の中核施設 「PIER7 まち・ひと・しごと交流プラザ」へ。講師に菅原茂気仙沼市長 をお迎えして『復興からその先へ』と題しての講演、また塾生より市長への活発な質疑。一つひとつわかりやすく解説いただいた菅原市長、公務多忙の中でのご講演ありがとうございました。
最後に菊地恵一宮城未来塾塾長より、今後の未来塾の活動、日程について塾生への説明がありました。
今回の視察にあたり多大なるご協力をいただいた向陽高校の生徒さんはじめ、訪問先、関係のみなさま本当にありがとうございました。こころより感謝、御礼申し上げます。
東日本大震災。津波。
脳裏にいまだ焼き付く壮絶なキヲク、そして甚大な被害。
ときが過ぎても、その傷跡、痕跡のすべてが癒え、消えたわけではありません。
がしかし、
9年半という年月の中で、復興完遂へ向け少しづつ明るい未来へと歩み続ける被災地。
みなさま今後もその行く末を見守り、応援いただければ幸いです。
震災から10年という復興期間としてひとつの区切りを向かえますが、
自民党宮城県連は引き続き被災地域に寄り添った政策を推し進め、村井よしひろ宮城県知事の掲げる創造的復興へ向け、最大限尽力してまいります。変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
宮城未来塾生のみなさん第2回研修お疲れさまでした。第3回研修は、10月24日(土)「新型コロナウィルス感染症について」専門家の先生を招いての講演、意見交換、ワークショップを開催します。引き続きよろしくお願いします!